2012年10月17日水曜日

That's sick !!


009, originally uploaded by Sunrise cycles.


前回の投稿から、早一月半。。
一週間程度のような気がするのですが、それは間違いなんですね。
今年度も後半戦。背筋が凍る思いです。

その一月半の間、僕にとってたくさんのSunrise cycles 製車両が誕生しています。
つまりそれほどにこの場からはなれていた事になるのですが。。。(面目次第もございません。)
Flickrやその他SNSで紹介させて頂いた物もあわせて、時系列事に追ってこの場でご紹介していきたいと思います。







空井戸サイクル、無我店長さんにこの車両のお話を頂いたのは、今をさかのぼる事、一年と2ヶ月前。
高円寺駅前の歩道と私有地のギリギリの境に席を出す、オープンテラスの焼き鳥屋(というか大将)で一杯やるのが心地よい季節でした。

軽く、薄く、ここがこうで、そこがこうで。。
とても細かく、一台に関して完全に合致するツジツマがそこにあった事を印象深く覚えています。


そこから13ヶ月の長い時を経て出てきた車両。
その経緯を事細かに伝える事も、いつかはするのかもしれませんが、ココで言いたいのはそれではありません。
ええ、色々ありましたが。。笑

極端に薄く大径のダウンチューブ、
ISP用のΦ31.8のシートチューブ、
入り口のみの中通しのΦ31.8トップチューブ、
Φ19のシートステイ4本で構成されるリアバック、

コロンバスのLIFEとZONAのミックスで作っています。


完成重量7.7kg ペダル込み  お得意Wレバー仕様ではありますが、極端に軽量!!
自分で言うのもなんなんですが、Super Lightと呼ぶに相応しい一本に仕上がっていると思いました。

一本の完成度はホントに高く仕上がり、現時点での傑作である とすら思います。
きっとその状態にするために 僕自身に それぐらいの時間が必要だったのでしょう。


ですが、本当に重要 というか、単にスゴいと思うことは この車両のコンセプトを考えた人間がいる、ということです。

僕はそのコンセプトを入れる箱を作ったに過ぎません。
単位単価の高い素材で外枠を作って、それにリボンをぐるぐる巻きに巻いて。



思うに、企画無くして物は産まれません。 コンセプト無くして企画は成り立ちません。 
そして一本の理念無くして普遍のコンセプトは持てません。

空井戸さんは 今のこの二極化極まる日本において、自転車を自身のコンセプトで売れる数少ない人間でしょう。
正味、数回しか杯を交わしたことはありませんが、無我さんの理念がそれを可能にしているんだと勝手に思っています。
一つのモノにぴったり合う箱も、無限にモノを吸い込み続ける箱も、彼には考えられるのでしょう。



僕には無理かもしれません。
でもトライはしたいと思っています。

中身より高価な箱に何か意味があるのでしょうか。
空箱を渡されて、その箱がプレゼントだ。と言われて喜べる人間がどれほどいるでしょうか。

でも 「この箱に好きなモノを入れていい。」
そう言われて一つの箱を差し出されたらどうでしょう。
答えは違ってくると思います。

今の1x1な形態だからこそできる、今回のような事例を大変嬉しく思います。

この度はお話と長い時間を頂き、本当にありがとうございます。



この車両の概要は、空井戸サイクルさんのブログにてご紹介頂いております。

また細かいは写真は当Flickrにてご覧頂けます。


何度みても。。 That's sick!  ヤバいなぁ〜 と。。。
ええ、その日はBo99yさんとよく呑みましたよ。それはよく。




そして。。。

現在、この車両を叩き台としたSLロードフレームを企画中!!

通常価格よりちょっとお高めになりますが、良い一本になると思います。

次は赤く塗ろうかな〜 っと。


最後に商売気を出してみました〜。



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