2013年12月13日金曜日

特価フレームのご案内〜

Sale!!


入りは毎度の、「久しぶりの投稿になってしまいました。」
ですが、今回の内容はガッツリ営業でございます。

Sunrise cycles クリスマスセール!! ではありませんが、特価フレームセットの大放出のお知らせです。


まずは1台目〜

一昨年前製作のDisc Fixie 、"Dixie"ってヤツです。

名古屋はCircle'sさんの 展示会に御邪魔する際に作った一本、思いっきりショーモデルです。

Sunrise cycles  1st Disc Fixie Frame + Fork        ¥89,272- 


(サイクルモードやその他催事でプロモーション用に使用していたショーモデルです。
実際の使用はされていません。)

ショーモデル、というか行き先の無いフレームを作る際の僕のルールは一つ。
僕サイズ且つ僕が欲しいフレームであるということ。

水平換算トップチューブ長530mm なのでハンドル形状は如何様でもOK
シートチューブ長560mm、 聞こえは大きいですが前下がりトップのため、700mm程度のサドル高で”しっくり”来るフレームワークのイメージです。

Sunrise Disc Fixie


細かい仕様に関して、上げ出せばキリがないのですが、まずはその希有なフレームワークに最も貢献している点を一つ。
シートチューブがBBから前にオフセットしているため、リアセンター385~415mmの設定でもMax700x35cのタイヤクリアランスがあります。
(もちろんフォークも同様のタイヤクリアランス)
実際、35mmタイヤが入るのは393mm程度からですが。

PB171822


PB171815

ラグフィレット仕上げの各接合部に、リアブレーキホースはトップ内蔵。
フロントブレーキホースはフォーク肩後に右から入る設定になっております。
ので、ブレーキレバーは左前を御勧めする使用になっています。
手元制動のブレーキが一本で許された時代は得てして右にレバー、という過去の幻想を再現する仕様にしています


PB171842


シートステイとシートチューブは繋がれていませんが、その代り(?)にブリッジとシートチューブを繋ぐ補助素材をいれています。
明らかに乗り心地が良くなる、というか良くなりすぎる”フローティー”な印象を抑制すべく、でもリアビューの危うい印象はフレームワークのイメージとして残したい!
という相反する思いの苦肉策ですが、個人的には気に入っています。

PB171841

ステム一体ハンドルバーも、グリップにはナイロンロープを巻く何とも乗り手にサディスティックな仕様ですが、ショーモデルってことで一つご容赦を。。
実は転けたらバーエンドのSマークからズタボロになる作り手的にはM~な一面も。
(現在の仕様はハンドルステム一体。コンボステムセットの場合 +¥8,400-)



PB161808



今の世にハンドメイドじゃない自転車なんて存在しない。

「それではハンドメイドバイシクルなんて自転車のジャンルが存在するか?」

そのは答えはもう一つの問、「作り手が作りたくて作っているかどうか」 
そのYes or Noに掛かってくると思っています。

僕がその問に答えるならもちろんYes。 
そして台中で会った彼らの答えもYesだった。

物を考え作る人間にこそ、その問に答える権利がある。
その物が心と共にあるかどうか。
作った人間ならすぐに分かるし、そして伝わると信じています。



中途半端すぎる価格設定の真意は御買い上げ頂いた方にのみ、コソッと御伝えします。
2台目は次回〜

その他車両の詳細は こちら からご覧頂けます。

お問い合わせは sunrise_cycles@me.com   までお気軽にどうぞ。



追記

青いDixie , 赤いRoad共に昨年中に目出たくご購入頂きました。
誠にありがとうございました!!


2013年9月19日木曜日

京都に行きます


P8252329, originally uploaded by BYOB Factory Tokyo.

表題の通りでございますが、わたくし久々に帰京致します。
イクオ君が亡くなった際行って以来、一年半ぶりという事になります。

日程と致しましては 9月26〜28日 の三日間を予定しております。
BYOB 29+ Project にて製作された車両の展示が主な目的でございます。


26日、28日 @京都 空井戸サイクルさん

27日 ミルキーウェイさん訪問


今回BYOB Factory にて製作された5台の29+ 車両を関西圏の方々にもご覧頂くべく、
またBYOB Factory の存在そのものをより多くの方に知って頂くべく、
少々急ではありましたが、無我さんに無理を言い空井戸サイクルさんにて展示の機会を頂くこととなりました。


当日は埼玉にて鞄を作っている若手職人ヒロエ君のブランド Ripa-bag との共同展示という幸運にも恵まれ、関東圏で作られている物がその製作者と共にご覧頂けます。

Ripaバッグさんはフレームパッド作りのワークショップも開催されます。
こちらもぜひご参加下さい〜!!


今回は基本的にはBYOBの人という事でまいりますが、関西でSunrise cyclesの車両をご覧頂ける機会も少ないかと存じますので、28日の土曜日は終日空井戸サイクルさん店頭にてゆっくりお話し出来る時間を設けさせて頂きました。
半年の時を経て完成した久しぶりのストックフレームを前に是非詳細等を御訪ね下さいませ。

BYOBの話、Sunrise cyclesの話、酒の話に下の話 皆様と色々お話できるのが楽しみ!
お会い出来るのを楽しみにしています。




********** お知らせ ***********

それに伴い 東京 Sunrise cycles / BYOB Factory は9月26日〜29日お昼過ぎまでお休みとなります。
ご迷惑をおかけ致します。  よろしくお願い致します。





因に私、生まれは京都市の隣の向日市、ちょっと茨城県つくば市で暮らした後京都市中京区に戻るという半生を歩みました。

二十歳の頃、それを知っている伏見区醍醐生まれ醍醐育ちの友人に何かの折に
「僕は京都生まれだ」と言ったところ、「いや、自分エセ京都人やん」 とばっさり切って落とされたことがあります。

京都人マジ怖え〜 ってな思い出です。




2013年9月5日木曜日

Sunrise 29+ in BYOB 29+ Project


P8292925, originally uploaded by Sunrise cycles.



当Sunrise cyclesが主催するBYOB Factoryに集まる4名と共に、29+ホイールのみを共通項として自転車を作る BYOB 29+ Project
フレーム完成の一区切りを向かえています。

自分が出来る事がそれしかないからかもしれませんが、僕たちは 自転車を作るという事はそのフレームを作る事 だと思っています。
たとえその方法が極めて原始的で非効率なものであったとしても、自身で可能な方法で。

P8293045

P8292999

P8292874


僕は叶うなら、永久に止まない雨と晴れない霧の中で作りたい物を一生作っていたい。
でもそんな場所はきっと無い訳だけど、同じ道理で完成しないフレームもまた無い訳で。

永久に止まない雨の中で永久に完成しない一本を作り続けることが出来る場所がもしあるなら、僕は手放しでそこに立てるのか。
超疑問。 てゆーか無理やな〜。 と。


総部品点数90以上となった今回の一本のフレーム、フォーク。
エンドをシマノのDMリアメカ対応に、Φ30.9mmのポストを使いたくてチューブ構成の一部を、板形状のフレーム部品の大半を素材面から変更しています。
3" でもフォークはある程度動いたほうがいいんじゃないかとトラスフォークにも初挑戦。
車両の印象から見てもあって正解だったな〜 と思います。

だから何って分けじゃないですが、やってみたかったんです。
ただの自己満足ですよ。加えて自分のフレームなんだし。
凝りゃ良い ってもんじゃないかもしれないけれど、自分が望むのはこういう物だから作ったんです。
目の前に一台の完成車として出現するその時を夢見て。
それだけです。

でも 良い と言ってくれる人がいるのは嬉しいですね〜 人ですので^^



「人は己の思うものに己を成す。今の自分は己のかくあれと望んだ結果ではないのか、竜之介!」by♨

「自転車を作る以上、自転車以上にはならないのか。」
”的”という表現にその答え解明への一歩前進を見たと思いました。



フレームの詳細は こちら からご覧頂けます。

リンクしてもらったから急いでブログを書く現金な私めでした。


2013年6月20日木曜日

New ? Frame

 
P6179639, originally uploaded by Sunrise cycles.
数年ぶりにフレームを買いました。
組む組まないでいえば多分後者、乗る乗らないでいっても多分後者、必要不必要で言えば確実に前者。
手元に置きたい、それを理由に無理を言いました。
ありがとうございました。

(試作を含めて21本作られたこのフレーム(とフォーク)。 
 もちろん今まで僕用の個体を持っていなかったわけではないのですが、預け先であるイ
 クオ師匠の不幸と共に天国へ召されました。
 きっとあちらで彼の小回りの利く良い足になっている事と思います。
 因に試作車は僕の妻のもの。)



ヒラメ号製造元のクワハラ謹製のこのミニ。
今から7年ほど前、小径車専門店 LOROさんに勤める僕が初めて発案、企画、設計をした車両でした。
今思ってもホントに 何も知らない若造によくそんな大役を任せてくれたものだ と、当時の上司に感謝せずにはいられません。 
僕はこのフレームの成り立ちとその後から本当に多くの事を学ばせてもらって今ココにいます。
まさに僕の自転車の原点と呼べるものです。


今では格段珍しいという事も無くなったシングルミニ。
ピストブームの狂乱極まる当時の日本では新鮮味があったからか、またそのフォルムからか多くの反響を頂き、とても励みになった事を今でも強く覚えています。

”ピスト”ブーム。。。 
確かにこの車両にも HIRAME Mini PIST などと少々イタい名前をつけた事をよく覚えています。

「バンクを周回するための車両を街中で乗る」
その ”完全な存在意義の否定から来る(無意識の)何をやっても許される感”(と捉えています)。
それを源流として この車種はこうでないといけない とか、こう組まなければいけない とか、 
そんな固定概念を一発で吹き飛ばす強すぎる流れが生まれたように思います。
(もちろんその源泉は機能から来るものであったと思いますが)
僕もその渦中にいました。

しかしその後その流れが澱み止まっていくのを見て、僕は 本当にマスの力は絶大だ と痛感するばかりでした。
ですが それに対して何かしよう というような事もありませんでした。


時を移して今。
当時の衝撃を余裕で凌ぐ自由なフレーム群を目の前にして思う事は、
「非日常が日常になってはいけない。」 ということです。 
同じ終焉が待っていると思います。

だから今回は今の状況を憂うだけでなく、小さくとも動きを!! 
BYOBを源泉にする流れを作りたい。
主流の向きを変える事は困難でも一つの選択肢になる程度の流れにはしたいと思っています。

夏場が楽しみ〜



2013年5月12日日曜日

Built with




P5048664

P5048703, originally uploaded by Sunrise cycles.

剝き出しの感情

新Sunrise cycles にて

2013年2月27日水曜日

移転のお知らせ


Now, We move., originally uploaded by Sunrise cycles.


突然ではございますが、当 Sunrise cycles は、来る3月1日より新宿区中落合の BYOB Factory 内に移転致します。

フレーム製作やショップ業務等は今までと変わらず新住所にてお受け致します。
新住所にてお待ちしております!


昨日のBYOB臨時休業を利用して引っ越しを完了しました。
高円寺の店はこんなに狭かったんですね。

足を運んで頂いた皆様、本当にありがとうございました。
今後も変わらぬお付き合いをよろしくお願い致します。



旧住所

〒166-0014  東京都杉並区松ノ木 3-22-1-1F
Tel&Fax  03-6676-5869


新住所

〒161-0032  東京都新宿区中落合 3-29-5-1F
Tel&Fax  03-6908-3934

2013年1月22日火曜日

ハンドメイドバイシクル展にて、、


IMG_1319, originally uploaded by Sunrise cycles.


1月19・20日に、東京 九段下の科学技術館にて開かれました、”ハンドメイドバイシクル展”に出展させて頂きました。
会場はもちろん、♫九段下の〜 駅を降りて〜 さ〜か〜み〜ち〜を〜 の歌の通り、日本武道館の隣です。
もともと京都出身の僕としては完全に観光気分で行くような場所で、浮き足立ちまくりでの会場入りでした。



僕達も含めて会場の展示ブースは25社出ていたようで、いずれも有名な方々ばかり。
そんな中で僕達もSunrise cyclesの車両2台と、KAOSTEM Production製、顔ステムを展示させて頂きました。
お向かいのブースはBYOB Factoryの管理人でもあるカツオ君のブランド、Cicli KATSUO
知った顔があるだけで緊張がほぐれますね。 


直球の感想は、、 「賑わっている!!」  といった感じ。
生業柄どういった会か朧げには聞いていたものの、予想以上の来場者の多さに驚き そして大変勇気づけられました。
ハンドメイドという 自転車全体から見れば最も行ききったジャンルの展示会にこれほどの方が来られるとは。。。



今回僕が用意した車両は


Work Shop MONKEY さんとのコラボレーションフレーム、通称 ”エロモン號”。(写真右)
メインフレームをモンキーさんの98号のスタイルに、リアバックを僕好みの意匠で仕上げた物。
何を隠そう自前車両です。 
会場でも多くの方に 販売するのか? と聞かれましたが、ごめんなさい 未定です。
(因にMTBの展示車はこれを含めて2台)



そして写真左の新作コミューターバイク。 
塗装には はぎやまたかひろ氏に同氏の作品をあしらって頂き、Amazon-Roadの2代目という位置づけ。
サンジェスタイルのラグを使ったフレームに二枚肩のフォーククラウン、そしてコンパクトなHバーのコンボステム。と、Neo Classic とでも言うべき一台です。
萩山氏の奇抜とも言えるアートワークが、ひときわ来場者の目を引いていました。


以上のような2台。
どちらもどこを見ても語る事のある、個性的で展示するに値する車両だったと思っています。
ご覧になった方はどんな感想を持たれたのでしょうか。
車両の詳細は後日改めてご紹介させていただきます。


そして独創的パーツ部門のお馴染み KAOSTEM。 
意外なほどにチビッコが多かったこの展示会で、絶大な人気を博していました。 
幅広い世代の方が来られているという事がわかり、今後の展示を考える良い材料となりました。



僕達のような極小規模な運営形態では、正直 催事に出まくるということが少々困難であります。
今回初めて参加させて頂いたこの会、ちょっと無理してでも今後とも参加したいと思います。

会を盛り上げてこられた多くの諸先輩方や、熱心に会を運営されて来た方々、
何より投票頂いたご来場者様に心よりお礼を申し上げます。



2013年1月9日水曜日

ハンドメイドバイシクル展に参加致します。


sun_poster_1.19, originally uploaded by Sunrise cycles.



表題の通りなのですが、、、
この度 Sunrise cyclesは、このポスターと 独創的なパーツと 2台の車両と共に、
1/19、20日に東京、九段下は科学技術館にて開催される、ハンドメイドバイシクル展に出展させて頂きます。

展示には部門があるそうで、「スポーツ車部門・街乗り車部門・独創的パーツ部門」の三つ。
展示用の車両はいずれもまだ塗装中ですが、当日には皆様のお越しをお待ちしているはず。。





当Sunrise cyclesは、心情的に一人ではありません。

機械加工全般のKAOSTEM Production
アートワークの萩山貴浩氏
自転車の僕

この三組、4人で事にあたってきました。


そして今回、初めて三組合同で一つの展示を行う事になります。

独創的パーツ部門には KAOSTEM Production製 ”顔ステム”

街乗り車部門の展示車両には 萩山氏のアートワーク。
加えてもちろんこのポスターも展示に花を添えます。

スポーツ車部門には僕のマイ車両。
Work shop Monkey さんとのコラボフレーム ”エロモン號”

と、いった内容。

見所たっぷり! といった感じじゃあございませんか!?


この展示会では、来場者の皆様が展示車両の中から最良の物に投票し その優劣を競う。

という、シビアな一面もあるとか。。。
僕自身も過去に投票した覚えがあります。

ぜひ、街乗り車部門には ”Sunrise cycles” 、

スポーツ車部門にも ”Sunrise cycles” 、

独創的パーツ部門には ”顔ステム”

とお書き下さいw
皆様の清き一票を!

本当に一人でも多くの方に足を運んで頂きたく思います。
会場で皆様にお会い出来るのを楽しみにしております。

ハンドメイドバイシクル展の詳細はこちらからどうぞ