Sunrise Multi-Speed MINI, a set on Flickr.
この車両はロードです。
「はあ??」 という失笑が聞こえてきそうですが、僕自身は間違っていないと思っています。
レース規定には到底沿わないため、ロードレーサーと呼ぶにはあまりにも勇気がいるかもしれません。
しかしレーサーがレーサー足り得るのはレースというフィールドでだけ。
100万円のロードレーサーも街中で乗られる以上、ロードレーサーではなくロードバイクとなるでしょう。
使用するフィールドをその車両の位置づけとするなら、これはオンロードを走るためのロードバイクです。
30km程度のある程度込み入った近距離のための、20"ホイールの使用を前提に考えられたロードバイクです。
ん? 詭弁だって? その通りです。何か問題でも?
まあ、それならママチャリもロードですが、考え、作った僕がこの車両の位置づけを決めて良いのなら、
これはまぎれも無くロードバイクです。
ホイール単品の剛性が極端に高い小径車においても、
ある程度乗り心地を選択できるよう、タイヤチョイスの最も豊富なH/E 20"(ETRTO 406)を使用。
小径車特有の漕ぎ出しの軽さを加味した上で、直進性と後からの突き上げを考えリアセンターは420mm。
シートステイはS字にカーブしています。
前下がりのトップチューブは、チューブの中心を起点に傾斜しており
スタンドオーバーハイトは平均的な数値になっています。
前後とも406x37程度のタイヤが入るクリアランスを確保しており、Scwalbe / KOJAK の使用を推奨しています。
また、ブレーキキャリパーはショートリーチがご使用頂けます。
小径車の最大の難点であるヘッド回りの重量増を極力抑えるよう1"A-HEAD仕様となっており、
かつ、ポジション取りに困らないよう、極めて長いフォークコラムを使用しています。
エンドにホイールが掛かるフェイス部分はステンレスをロウ付けしていますし、
エンドそれ自体はもちろんオリジナルのものです。
写真のフォークはオプションの3ピースフォークですが、形はその他も含め3タイプから選択可能です。
それ以外にもあれやこれや、これやそれや。。
この場で全て伝えることは困難なほどに、そこここに意識を込めています。
現在、LORO BASHAMICHI(横浜)さん、LORO WORLD RECUMBENTS(京都)さんに試乗車がございます。
心の師の言葉に「百見は一乗にしかず」というものがありました。
なっるほどな!と、えらく感銘を受けたものでした。
今、この車両に思うのは 「百見は万見にしかず」
ぜひ実際に見て、可能なら乗ってもらいたいものです。
形がどこかの車両と似てる??
それに関してはまた後日、Single-Speed MINIの詳細と共に。。
Sunrise Multi-Speed MINI Frame + Fork ¥126,000~
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