2012年10月19日金曜日

ウチの子の話

子供ってゴミ収集車が好きですよね。

もうすぐ4歳の我が御子息も2歳前後には「シューシューシャ!シューシューシャ!」と
街中でパッカー車をみる度叫んでいました。
たった今もそう叫ぶ子とすれ違いました。
ちっちゃい男の子には共通の事なのでしょうか。

周りの乗用車と違うから好きなのか、その形が好きなのか、我が子はその問に最後まで答えないまま、「シューシューシャ!」 とは言ってくれなくなりました。

その答えが もし! もし後者ならなんと羨ましい事か。と 強く思います。。
その物の形の向こうに目的を見ず、その形だけを見られるなんて。

形と意味 形と機能 形と自分

高校生の時に見て強い衝撃を受けた H R Giger のゴミ収集車をモチーフに描かれた絵。
その時はただ衝撃でしたが、今であれば違う目線を持って見れます。

我が子はその形を見ていたんだ、と。
僕ももう一度、対象物をその形だけで、何も考えずにとらえることが出来れば。 と
本気で思うんです。







2012年10月17日水曜日

That's sick !!


009, originally uploaded by Sunrise cycles.


前回の投稿から、早一月半。。
一週間程度のような気がするのですが、それは間違いなんですね。
今年度も後半戦。背筋が凍る思いです。

その一月半の間、僕にとってたくさんのSunrise cycles 製車両が誕生しています。
つまりそれほどにこの場からはなれていた事になるのですが。。。(面目次第もございません。)
Flickrやその他SNSで紹介させて頂いた物もあわせて、時系列事に追ってこの場でご紹介していきたいと思います。







空井戸サイクル、無我店長さんにこの車両のお話を頂いたのは、今をさかのぼる事、一年と2ヶ月前。
高円寺駅前の歩道と私有地のギリギリの境に席を出す、オープンテラスの焼き鳥屋(というか大将)で一杯やるのが心地よい季節でした。

軽く、薄く、ここがこうで、そこがこうで。。
とても細かく、一台に関して完全に合致するツジツマがそこにあった事を印象深く覚えています。


そこから13ヶ月の長い時を経て出てきた車両。
その経緯を事細かに伝える事も、いつかはするのかもしれませんが、ココで言いたいのはそれではありません。
ええ、色々ありましたが。。笑

極端に薄く大径のダウンチューブ、
ISP用のΦ31.8のシートチューブ、
入り口のみの中通しのΦ31.8トップチューブ、
Φ19のシートステイ4本で構成されるリアバック、

コロンバスのLIFEとZONAのミックスで作っています。


完成重量7.7kg ペダル込み  お得意Wレバー仕様ではありますが、極端に軽量!!
自分で言うのもなんなんですが、Super Lightと呼ぶに相応しい一本に仕上がっていると思いました。

一本の完成度はホントに高く仕上がり、現時点での傑作である とすら思います。
きっとその状態にするために 僕自身に それぐらいの時間が必要だったのでしょう。


ですが、本当に重要 というか、単にスゴいと思うことは この車両のコンセプトを考えた人間がいる、ということです。

僕はそのコンセプトを入れる箱を作ったに過ぎません。
単位単価の高い素材で外枠を作って、それにリボンをぐるぐる巻きに巻いて。



思うに、企画無くして物は産まれません。 コンセプト無くして企画は成り立ちません。 
そして一本の理念無くして普遍のコンセプトは持てません。

空井戸さんは 今のこの二極化極まる日本において、自転車を自身のコンセプトで売れる数少ない人間でしょう。
正味、数回しか杯を交わしたことはありませんが、無我さんの理念がそれを可能にしているんだと勝手に思っています。
一つのモノにぴったり合う箱も、無限にモノを吸い込み続ける箱も、彼には考えられるのでしょう。



僕には無理かもしれません。
でもトライはしたいと思っています。

中身より高価な箱に何か意味があるのでしょうか。
空箱を渡されて、その箱がプレゼントだ。と言われて喜べる人間がどれほどいるでしょうか。

でも 「この箱に好きなモノを入れていい。」
そう言われて一つの箱を差し出されたらどうでしょう。
答えは違ってくると思います。

今の1x1な形態だからこそできる、今回のような事例を大変嬉しく思います。

この度はお話と長い時間を頂き、本当にありがとうございます。



この車両の概要は、空井戸サイクルさんのブログにてご紹介頂いております。

また細かいは写真は当Flickrにてご覧頂けます。


何度みても。。 That's sick!  ヤバいなぁ〜 と。。。
ええ、その日はBo99yさんとよく呑みましたよ。それはよく。




そして。。。

現在、この車両を叩き台としたSLロードフレームを企画中!!

通常価格よりちょっとお高めになりますが、良い一本になると思います。

次は赤く塗ろうかな〜 っと。


最後に商売気を出してみました〜。



2012年9月1日土曜日

Frame Maker


Frame Maker, originally uploaded by motionid.
東京は高円寺の端に今の店を構えて二回目の夏が過ぎようとしています。

ちょうど一年前の今頃、店の前をたまたま通った方が、僕と僕の店の写真を撮ってくれました。
とても本格的なクラシックカメラ?で、何とも雰囲気のある写真でした。

餅は餅屋 とはよく言ったものですが、僕はどんな餅を売っているのか。。
ちゃんと理解して事にあたらにゃあかんなぁ、と思う次第です。
(去年の)夏の思い出ってな話でした。


それはともかくショーンさん、かっこ良く撮って頂いてありがとうございました!

HPはこちら
う〜〜ん、自分の店じゃないみたいだ。

2012年8月31日金曜日

八月末日


IMG_0738, originally uploaded by Sunrise cycles.

です。
勝手ながら昨日まで三日間ほど夏休みを頂いておりました。
家族で旅行に出かけていた訳であります。

夢のような日々から戻ってみれば、東京でもきっちり同じ三日間が過ぎ、
結果として残ったのは、単に三日間サボったという事実のみ。。。
明日からはもう九月です。


そんなわけで、直接お話しする方にはお伝えしておりましたが、
九月より Sunrise cycles は 


月〜水・金・土曜日    高円寺店頭にて営業

木曜日     新宿区中落合 BYOB Factory にて営業

日曜・祝日   定休


営業時間   9:30 〜 17:30

その他、都合により店を外す場合あり。
お電話にてご確認ください。 
Sunrise cycles  03-6676-5869までどうぞ。



となります。
ややこしくて申し訳ありません。
よろしくお願い致します。



素晴らしい休みを過ごした事実は心の中に残ってるから、まぁいいか。
お財布の中身は確実に無くなりましたが。。。

2012年8月22日水曜日

その形が持つもの


P8204651, originally uploaded by Sunrise cycles.
今週も目出たく新しい一台が神戸へ旅立って行きました。

パールホワイトが眩しいシングルクロス。
作った僕が言うのはなんですが、
この一台について多くを語るほうが無粋な気すらしてしまいます。
それほどにその立ち振る舞いは、見る者に完成された物の空気を感じさせます。
(自画自賛というやつです。)

この車両のオーナー様に初めてお会いしたのは今から5年前、
当時勤めていた横浜のとある自転車店でのことでした。
当時 僕が企画していたシングルミニをご覧になりにお越しくださいました。

そして昨年末、そこにいるのは僕とは知らず、オーナー様はSunrise cyclesの店頭へ。
5年前のように再度、僕が考え作る自転車をご覧になりに来られたのでした。

オーナー様は僕の車両に「足を運ぶに値する」と思える何かを見出して下さったわけです。
しかもニ度も!


同じ人間が作っているのだから、あってもおかしくないことかもしれませんが、こんな嬉しい事はありません。
オーナー様の中で僕の車両は僕を凌駕し、その存在を自らのものにしたわけです。


オーダーから本当に長い時間を頂きました。
ありがとうございました。

この車両が手元に届き、その車両がある事が当たり前になった後、
オーナー様が自転車という言葉を聞いて頭に浮かぶものは、この車両のイメージである事を切に願います。
Sunrise cycles製であるとか、そんな事はどうでもいいので、
完成された細部が作る、完成された全体像であることを願います。


B様、この度はお話を頂き誠にありがとうございました。

オーダーを頂く場を作って下さった方々も本当にありがとうございました。

今回の車両の詳細はこちらからご覧頂けます。



当Sunrise cycles では販売形態(フレームのみ、完成車、または部分的に組立て等)を問わず オーダーをお受けしております。
フレームのオーダーと合わせて、部品の取り寄せ・組み付けなどお気軽にご相談下さい。
皆様からのお問い合わせ、ご相談をお待ちしております。

Sunrise cycles  Frame ¥157,500~

2012年8月17日金曜日

Square


IMG_0519, originally uploaded by Sunrise cycles.

前々から好きで色々な国のビルダーさんのFlickrを見ます。

コレこうするんだ、とか こうなってんのか、とか、
自分自身のフレームへのアイディアのためでもある と言いながら ついつい見てしまいます。

最近その写真が四角い!!(正方形)
インスタグラムからのリンクなのでしょうが、本当に多くなった気がします。

お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、最近僕自身も撮り溜めたインスタ画像をフリッカーに上げています。

でもなんか違う って思うのは僕だけでしょうか。。
違和感のようなものを感じます。

だから何だって訳じゃありませんが、写真のみのSNSが好きです。
って話でした。

2012年8月15日水曜日

ボリュ〜ミ〜


P7214598, originally uploaded by Sunrise cycles.
いきなり本題ではありますが、
先日、恐れ多くも細山製作所製の車両を改造させて頂く機会に恵まれました。

内容は「26”のMTBからいわゆる”FatBike” 、26"の4.0"タイヤの車両へ」 というもの。
18年前のフレームを 今、最も旬(と感じている)のカテゴリーへ脱皮!! させることでした。

フォークは新しくSURLYのパグ用100mmエンドのものを用意し、
フレームはBBと後三角を入れ替える、 という作業。
書く事は容易いですが、その流れの中で本当に多くの勉強をさせて頂きました。

完成後 車両とオーナー様は北海道で開かれたSurly FarBike Meetingへ。
(その模様はこちら。オーナー様のブログより)
広大な北の土地に4”タイヤの怒号が響き渡った事でしょう。



残念ながら現在 当方で行えるこういった改造は 鉄フレームにおいてのみ でございます。
しかし素材が何であれ、物に再度息吹を吹き込めるということは素晴らしい事ですね。

この度はお話を頂き、本当にありがとうございました!



ところで。。。
今回のSurlyツアーでお披露目されていた29 x 3.0"タイヤ。
発売が待ち遠しい!!