P3174362, originally uploaded by Sunrise cycles.
アメリカ、ノースカロライナ州シャーロットにて開かれた、North American Hand-made Bicycle Show 略してNAHBSに出展してきました。
世界中のフレームビルダーが集まる同業者の祭典、といったイメージで今までモニター越しに眺めてきた世界に実際に足を運ぶ事にした訳です。
その昔、銀輪時代の無我さんにオフィシャルマガジンをもらってその存在を確信して、この目でその世界を見るまで6年。
自宅のベランダでフレームを作り出してから5年、Sunrise cyclesを始めて丸3年が経ってのことです。
見て激震が走った自由な世界。
自転車であり自転車で無し、トラッドでありアバンギャルド&インプロビゼーション、
その時必要とされる物は単にセンス。
会の様式は少々変わっているように思えましたが、Elick Noren は"This bike is in next step." と絶賛の言葉をくれました。
僕の育った日本とは違い、良い悪いはその存在の後に判断される事であることは確かなようです。
なんと有意義な。
しかしながら、一コマのブースを構えショーに望んだSunrise cyclesとしては惨敗。
脳みそから滲み出る「一晩で売れてやろう感」を察知されたのか、僕のBest Experimental の解釈が間違っていたのか、単に物と僕、僕のSunrise cyclesの今現在が至らないからか、
エントリーしていたBest experimental award は受賞者無し 該当車両無し という、最も受け入れがたい結果となりました。
10回目の開催だった今回のNAHBS、僕にとっての2回目があるかはわかりませんが、努力はするつもりです。
今、4回転目のSunrise cycles ですが、僕は自転車を作りたくて作っている という根底の自身の在り方を再確認させられる良い機会となりました。
展示車両の製作に協力頂いた加工屋、塗装屋のみなさん。
作ってる間サポートしてくれたBYOBのみんな。
激励を頂いた関係の皆様、車両を紹介してくれた報道の皆様、
本当にありがとうございました。
余談
帰りの飛行機で不覚にも「アルゴ」とかいう、アメリカの糞プロパガンダ映画を見てしまいました。 あと、よくわからない邦画も。
完全名前だけで選んで映画見る機会何ぞそうそうない ってのもそうなんだけど、その映画も誰かが何かの思いを持って作ってるんだな〜 と思うと複雑な気分。
その二本の映画の何故?は僕には伝わらなかったですが、僕の作るものも誰かにとってはそうである訳だろうから、出来るだけ多角的に目の前の物を解釈するよう努めよう、と改めて思うのでした。
に、しても二本ともつまらんかった〜
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