2014年3月28日金曜日

(時と金が許せば)


leda 2005 from Anne Lilly on Vimeo.


素晴らしい。
他人の作った物の中で今一番欲しい物の一つです。





んで、自分で作った欲しかった自転車。



二択の選択肢で最善を選ぶよりも、ゼロから最適を作り上げるほうがいい。
その方が早いさ!! (時と金が許せば)

動画自慢でした。

2014年3月26日水曜日

赤いフレーム




が好きです。

Sunrise cyclesをスタートさせる前から、自分のフレームは全て赤で塗ろう と決めていました。
ジブリの紅の豚に出てくるサボイアの色のイメージです。
別に何の赤でも良いのですが。


今回、初めて参加したNAHBSの当ブースではフィクシーの完成車ともう一本、
写真のロードフレームを展示していました。
フィクシーと同じ、サボイアの赤に塗られたオーソドックスなロードフレームです。

本当に残念だったのですが、(経済的な)諸事情によりフレームと同色フォークのみでの展示となりました。

そのため展示の中では完成車に比べると地味な存在でしたが、見る多くの人はキチッとそ
の意味を分かってくれていたようです。





フィクシーと同じ2枚のCNCカットのステンレス板で作られたブレーキブリッジ。
既製品のブレーキブリッジよりも遥かに軽量に仕上がっています。




リニューアルしたドロップアウト。
こちらも今までの物より20%軽量、素材もS45C(焼入れ超硬鋼)を使用し、大胆な造形を可能にしています。
もちろんステンレスのフェイスにより、クイックで塗装を痛めません。





STIボスやアウター受けなどこの一本に関しては全てハンドメイド。
もちろん流石に今後も全て手作りってのは現実的ではないですが。。

と、まさにそれこそが今年のSunrise cyclesが目指すところ。
そう、今年は「フレーム小物 総オリジナル化」が目標!!
これはその布石となるフレーム という訳です。
残すはアウター受けの類いのみ!!

西川きよし師匠の格言通り、こまいところからがんばります。



ここまでやってのフレーム重量 1,650グラム 。
軽いフレームの類いに入ると思います。



多くのベテランビルダーさんは言います。
「自転車において重量は重要な要素ではない」 と。
確かに僕もそう思う。でも確かめた事が無い。
「そうだ」と伝えられるだけでは理解は出来ない。

加えてサンライズ的フレーム作りと軽量度合いを、現在最もバランス良く実現したフレーム。
それがこれです。



より高画質なイメージは こちら よりどうぞ

このフレームはラファ、ジェントルマンレースで筆下ろしされる予定の一本。
オーナー様の勇姿を拝むのが本当に楽しみです。

このフレームは我がSunrise cyclesの定番フレームとなる
Road、MTB、Disc-Fixie  3ラインナップ中の一本。

加えて同じ仕様のストックフレームが近々完成予定。
 (ST:510mm ETT:530mm  ちょっとディスカウントの予定価格 ¥220,000- 税別)

早い者勝ちとなりますので、投稿をチェック! 忘れないで下さいね〜
よろしくお願い致します!!


お問い合わせは

sunrise_cycles@me.com

まで、お気軽にどうぞ



Sunrise cycles   by  高井 悠  ----------------------

〒161-0032 東京都新宿区中落合3-29-5 1F
Tel&Fax 03-6908-3934
sunrise_cycles@me.com
http://www.sunrise-cycles.com




2014年3月25日火曜日

特価車両のご案内!!


P3245933, originally uploaded by Sunrise cycles.

本日でFlickrとBloggerの連携が切れるそうですね。  どうしよう。
そんな事より4月から消費税増税ですね。 どうしよう。
政権は相変わらずだし、頭の毛は薄くなるしで、 ホントどうしよう。。。


なんて、、、
暗い話題よりも明るいお話を!!

と、いうわけで(?)増税前のスペシャル企画! 特価車両のご案内です。

写真は昨年の九段下の会(ベテランさんは”北の丸の会”というそうです)と呼んでいる、日本ハンドメイドバイシクル展にて展示していました車両。

2段変速コースターブレーキのコミューター。 
ショーでは直球に「通勤車」と銘打っておりました。




街中向けのちっちゃめHバーのコンボステム、クロスドベントシートステイ。
昨年末の青い特価車両の兄弟車としての位置付けです。

固定ギア前提だった青い一台とは打って変わってゆったりポジションの通勤車。
トップ長555mm、シート長555mm、サドル高700mm前後を想定したバーハンドル用車両です。




フェンダー付きの全天候型車両。加えて青から続いてミニHバー。
フェンダーはホイールに添うようアジャスト可能(BB付近のブリッジにご注目)です。

いうことは、つまり、、、

今回NAHBSに出展した車両の兄貴分 という事になる訳ですね。



車両のコンセプトやアートワークのバランス、
最終的な自転車としてのトータルの立ち振る舞いなど、
この赤い車両は青と黒の兄弟車に支えられて存在している訳です。

加えて、
Boggy x Sunrise cyclesのコラボレーションとしては黒が2作目、高井私物の赤が3作目。もちろん1作目のアマゾン號は萩山氏本人の車両。
と、塗装を超えてアートワークそのものとして見ても、極めて価値の高い一本だと自負しています。


今回、一年間の展示期間を終えたこの車両を特価で販売します。

フレーム、フォーク、コンボステム、フェンダー、ホイールセット(タイヤ含む)
のセット 
(Fハブ:White Industries   Rハブ:スターメーアーチャー/2sコースターブレーキ)

または完成車での販売 となります。


Boggy x Sunrise cycles : 2nd work 

Frame Set : ¥250,000- (¥262,500-)

Complete Bike : ¥300,000- (¥315,000-)


*Frame Setから完成車への組立ても合わせて御受け致します。
*塗装には細かい傷があります。予めご了承下さい。 実際にご確認ください。
BYOB Factory 2周年記念が開かれる 4月6日 までにご成約頂けますと、消費税5% で販売させて頂きます。 その後は消費税8%での販売とさせて頂きます。


より細かい車両の詳細は こちら からご覧頂けます。


また、現在 京都 空井戸サイクルさんの店頭では、この車両のマルチスピードモデルを展示、販売中。



Frame + Fork  ¥250,000- (262,500-)

こちらも是非ご検討ください。

これらの車両へのお問い合わせは

sunrise_cycles@me.com

まで、お気軽にどうぞ!!




余談ですが、


現在、世界には多くの著名なバイシクルペインターがいます。
今回のNAHBSでもやはり、ダリオ ペゴレッティーのアートワークは群を抜いていましたし、悔しいですがSpeedVagen の塗装は常に革新的であると言わざるをえません。
日本と同じウェットの塗装のはずのキース アンダーソンの手仕事にはFlickr越しでもため息が出ます。

そこには明らかに日本とは違う意識がある。
日本では実現し得ない、自転車的でない感性をキャンバスとしての自転車に伸せているようなイメージの。

工業製品の最善のゴールは0である。
平均化され非が無いこと。
マイナスではなく0であること。
つまりプラスにはなり得ない ということ。
現在の僕の考えです。

はぎやまたかひろ氏のアートワークは、僕のフレームの塗装の意味を根底から変えてくれます。
塗装であり塗装ではなくなる。
0や100どころか、無限の高みを目指して存在してくれると思っています。
最高を競わなければ意識の無い只の物でしかない。
見る人にとって僕の自転車もまたそういうものであってほしいと思っています。


(NAHBS展示車両説明文)


「自転車としての機能を備え、その上で自転車では無いものを作ることが出来るのか」
表現としての自転車作りに対しての僕の命題です。

我が子は幼い頃、ゴミ収集車を見る度に「シューシューシャ!、シューシューシャ!」と叫んでくれました。

その物の持つ機能を知らない彼の小さな瞳には、収集車の形そのものが飛び込んで来たことでしょう。
僕ももう一度、純粋にその物の持つ形だけを見ることができた時、その問の答が分かると信じています。





2014年3月24日月曜日

先週末


P3174362, originally uploaded by Sunrise cycles.


アメリカ、ノースカロライナ州シャーロットにて開かれた、North American Hand-made Bicycle Show 略してNAHBSに出展してきました。

世界中のフレームビルダーが集まる同業者の祭典、といったイメージで今までモニター越しに眺めてきた世界に実際に足を運ぶ事にした訳です。

その昔、銀輪時代の無我さんにオフィシャルマガジンをもらってその存在を確信して、この目でその世界を見るまで6年。
自宅のベランダでフレームを作り出してから5年、Sunrise cyclesを始めて丸3年が経ってのことです。

見て激震が走った自由な世界。
自転車であり自転車で無し、トラッドでありアバンギャルド&インプロビゼーション、
その時必要とされる物は単にセンス。
会の様式は少々変わっているように思えましたが、Elick Noren は"This bike is in next step." と絶賛の言葉をくれました。

僕の育った日本とは違い、良い悪いはその存在の後に判断される事であることは確かなようです。
なんと有意義な。

しかしながら、一コマのブースを構えショーに望んだSunrise cyclesとしては惨敗。
脳みそから滲み出る「一晩で売れてやろう感」を察知されたのか、僕のBest Experimental の解釈が間違っていたのか、単に物と僕、僕のSunrise cyclesの今現在が至らないからか、
エントリーしていたBest experimental award は受賞者無し 該当車両無し という、最も受け入れがたい結果となりました。

10回目の開催だった今回のNAHBS、僕にとっての2回目があるかはわかりませんが、努力はするつもりです。

今、4回転目のSunrise cycles ですが、僕は自転車を作りたくて作っている という根底の自身の在り方を再確認させられる良い機会となりました。

展示車両の製作に協力頂いた加工屋、塗装屋のみなさん。
作ってる間サポートしてくれたBYOBのみんな。
激励を頂いた関係の皆様、車両を紹介してくれた報道の皆様、
本当にありがとうございました。



余談

帰りの飛行機で不覚にも「アルゴ」とかいう、アメリカの糞プロパガンダ映画を見てしまいました。 あと、よくわからない邦画も。

完全名前だけで選んで映画見る機会何ぞそうそうない ってのもそうなんだけど、その映画も誰かが何かの思いを持って作ってるんだな〜 と思うと複雑な気分。

その二本の映画の何故?は僕には伝わらなかったですが、僕の作るものも誰かにとってはそうである訳だろうから、出来るだけ多角的に目の前の物を解釈するよう努めよう、と改めて思うのでした。

に、しても二本ともつまらんかった〜

2014年3月14日金曜日

直前ですが、


Untitled, originally uploaded by Sunrise cycles.
今回、初めてNAHBSに出展します。

そして今すでに今回の開催地であるノースカロライナ州シャーロットに来ています。

思うがままにブログを書くと言っていた年明けからはや二ヶ月半、二月は一度も投稿無し…
三日坊主丸出しの情けない結果を深くお詫びしつつ、今回、初参加の会場ではそのような体たらくが無いよう心がける次第です。

厳重な梱包が功を奏してか、荷物運ぶ人が丁寧でか、車両も無事到着しております。

大手を振って帰国できるのか、はたまた何も無かった事にするのか、明日からの三日間にかかっていす。

フレって、大手を、って事ちゃいます?